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アドテクニカ・BCPニュースレター 【デジタルとアナログ】

アドテクニカ・BCPニュースレター 【デジタルとアナログ】

2021/05/17. BCP

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アドテクニカ・BCPニュースレター 【デジタルとアナログ】

前回はコロナ禍の中でDX(デジタルトランスフォーメーション)についての出だしの話をさせていただきました。
コロナ禍以前までは聞いたことの無いDXという言葉に戸惑いを隠せない方もたくさんおられると思います。ITコーディネータである筆者も初めて聞く言葉でした。
まず言葉の意味から解き明かしていきましょう。

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デジタルとは

デジタルという言葉はよく聞きますが、元々の意味は「指」というラテン語が語源です。
「指折り数える」といいますが、その数字には連続していない切れめのある数字を表します。1,2,3・・・というと連続した数字のように見えますが、それは、整数で区切った数字であり、1.1、1.2、1.3・・・という数え方もあります。
デジタル時計で数字が刻々と変わっていくことがデジタルの一般的なイメージです。
コンピュータで使う、機械語の数字は0と1の世界です。つまりオン、オフの世界とも言えます。このことから「デジタル」はコンピュータの世界を意味する言葉に使われるようになりました。

アナログとは

デジタルの反対語に使われるのがアナログです。
アナログの語源はラテン語で「比例」を意味する言葉が元になっていると言われています。英語の「analogy(類似・相似)」です。
イメージがわきにくいですが、アナログ時計でいえば、昔の柱時計のように短針と長針が常に連続的に動き続けて時を刻んでいます。秒針が付いていれば、秒針が進むにつれて少しずつ長身が動き、長針が動くとそれに比例して決まった長さで短針も少しずつ動きます。
数値と数値の間をゆるやかに上昇して温度を示す水銀式体温計もアナログのわかりやすい例ですね。

アナログとデジタルの違い

アナログには切れ目がありませんのでデジタルに比べて曖昧だとも言われます。しかし、アナログは曖昧なものをそのまま表現しているので目や耳を等して自然に表現でき、感覚的に理解できる点がメリットと言われています。芸術家の絵画や書道家の前衛的書を完全にデジタルでは表現できません。
しかし、デジタル技術の発達によって、人間の目に分からないほど細かい四角のモザイク(■)によって、デジタル写真でアナログ風写真に加工することができるようになりました。画素数という言葉がそれを示しています。
両者を比較すると、デジタルは断続的、アナログは連続的ともいえるでしょう。

今回は、デジタルとアナログの違いを簡単に説明しました。次回はもっと難しいトランスフォーメーションについて解説します。

<<筆者のご紹介>>

IST経営コンサルティング
石井 洋之

静岡県BCPコンサルティング協同組合 理事
静岡県立大学客員共同研究員・静岡大学講師
中小企業診断士
博士(学術)

 

運営会社 株式会社アドテクニカ

「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。

事業内容
デジタルマーケティング支援
デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供
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