社会福祉法人大須賀苑様 安否コール導入インタビュー
2019/05/08.
「いつ来るかわからない災害を想定して、朝に配信したり、夜に配信したり時間帯を変えて訓練した事もありました。」
社会福祉法人「大須賀苑」では「誰もが安心して暮らせる地域社会」を目指し、高齢者福祉事業、並びに 児童福祉事業を運営しております。2017年1月からは、小規模多機能型居宅介護施設や認知症対応型共同生活介護施設を新設しました。地域の皆様を第一に考え、日々活動を続けております。
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はじめに、「安否コール」を知ったきっかけを教えて頂けますか?
アドテクニカさんの当時の営業の方が飛び込み訪問され、初めて知りました。何度も来てくださり、熱心に説明され導入に至りました。それまでは職員の安否は電話の連絡網を使って把握するフローでした。保育園では一斉メール配信の仕組みは取り入れていますが、自動配信からウェブ回答で安否を収集するこのようなシステムの存在は、紹介されるまで知りませんでした。
災害が起こった際に想定される、業務上の影響を教えて下さい。
介護業界では、災害が起こるとどうしても人手が必要です。自力で動けない方も多くいらっしゃいますので、利用者様の避難の手伝いが必要になります。
あとは、静岡県第4次地震被害想定では、津波はここまでは来ないと想定されていますが、とはいえ海も近いですし、想定外ということもありますので、津波での被災も頭に入れています。
ですから、まず一番に職員の確保が最優先課題となります。
ご導入頂いてから、安否訓練はどのくらいの頻度で行っていますか?返信率はどのくらいですか?
導入当初は3ヶ月に1回のペースで訓練をやっていましたが、最近は1年に1回行っています。当時はいつ来るかわからない災害を想定して、朝に配信したり、夜に配信したり時間帯を変えて訓練した事もありました。返信率は90%位ありますね。
時間帯を変えて配信するのは面白いですね。手動配信は使われていますか?
使い易いシステムだと思います。
ただ、従業員がスマホや携帯をうまく使いこなせていないケースがあります。普段から携帯メール機能を使わない方などは、スマホの操作に戸惑うようです。その方達をどうやってカバーしていくかは課題ですね。また安否回答集計後、部課内での指示出しまで訓練出来ていないので、今後やっていく必要があります。
安否コールを導入して良かったと思う点を教えてください。また逆に、運用しづらい点があれば教えて下さい。
実際発生しないと何とも言えないですが、職員と連絡が付くのがいいと思います。どのくらいの職員が施設に来れるのか把握できる事はいいですね。
一方で、1年に1回の訓練ペースだと、操作に慣れない職員も出てきてしまいました。また、本社や人事担当者しか個人情報を見れないようにしてあるので、手動配信の出来る管理者にとっては、やりづらい点があるかもしれません。従業員情報のメンテナンスがマメにできていないのが原因なのですが…
安否コールに対して、またはご利用される職員様に対して、今後どのような事を期待しますか?
家族登録が増えるといいなと思います。福利厚生の一環としても職員には活用してもらいたいですね。あとは、職員への情報周知の際、安否コール以外で行うと、ちゃんとキャッチしているのかわからない事もありますが、安否コールで個々に配信される事により、しっかり周知できると期待しています。
「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
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