「能登半島地震の経験から安否確認システムの必要性をとても感じ、『安否コール』を使ってみて便利さや簡単さを実感しました。」 上越地域医療センター病院様
2025/01/27.

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「上越地域医療センター病院は、医療、介護及び公衆衛生に関する各種事業を行い、上越地域における住民の健康や福祉の増進を図り、もって地域社会の健全な発展に寄与することを目的とした事業を行っています」
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能登半島地震では、電話での安否確認にとても時間がかかり苦労しました。

- 2024年元旦の能登半島地震が発生したときはまだ「安否コール」は利用されていなかったと思いますが、職員の安否確認や指示出しなどはどのようにされていましたか?
(飯塚様)当時は各部門長が電話連絡で所属職員の安否確認を行いました。医師と医局の職員については事務方で確認を行いましたが、能登や金沢から来ている方々もいて、4日に出勤するまで連絡が取れず無事が確認できなかった方もいました。
能登に住んでいる方の中には自宅が甚大な被害に遭った方もいまして、住める状態ではなくなってしまったそうです。
- 電話連絡ですが、部門長の方はだいたい何人くらいの方に連絡されるのでしょうか?
(飯塚様)少ない部署は5~6人ですが、病棟ごとにいる看護師長の場合は1つの病棟あたり30人を超える職員へ連絡をすることになります。
- 職員の方の安否確認をおおよそ把握するまでに、どのくらいの時間がかかりましたか?
(飯塚様)具体的には覚えておりませんが、全員の安否を把握するまでにはやはりかなりの時間がかかりました。私は前職で安否確認システムを利用していたことがあったので、そのようなシステムがあれば確認がスムーズにできるのに、と思いました。それが今回「安否コール」を導入したきっかけにもなっています。
- 能登半島地震での物理的被害や病院内の当時の様子を教えてください。
(飯塚様)私が出勤したときには当直を含め既に何人かの職員が出勤しており、院長がいろいろな指示を出しておりました。被害としてはまず、エレベーターが震度5弱以上で自動的に止まる設定になっているので止まってしまいました。ちょうど入院患者さんへの夕食の準備の時間と重なったので、どこまで準備が進んだか心配だったのですが、準備がすべて終わった後でした。患者さんたちに夕食を配膳することはできましたが、エレベーターが止まってしまったので2階の病棟へ手作業で運ぶのが大変でした。
建物を見回ったところ、ヒビが入っている箇所が見つかったほか、2階で大きな水漏れが発生し、職員で対応しました。他にはキャビネットが倒れたり、椅子が壊れたりといったこともありました。
直前に災害訓練をしていたので、さほどパニックにならず自分の役割を果たすことができました。

- BCP(事業継続計画)の状況について伺いたいと思います。BCPとして、災害が起きたときに何時間以内に誰が何をする、といった行動基準はありますか?
(飯塚様)行動基準についてはマニュアルという形でまとめておりますが、いままで上越市ではあまり大きな災害はなかったため、実際に運用することはありませんでした。ただ、消防訓練は年2回必ず行っており、能登半島地震の前月に災害訓練をしていたため地震当時はさほどパニックにならず、職員それぞれ、自分の役割を果たせていたと思います。
- BCPのマニュアルの中で、一番震度が低い場合での行動基準を教えてください。
(飯塚様)決まりでは、震度5弱のときに幹部職員が病院へ集合することになっており、それ以上の場合は出勤できる職員は出勤する、ということになっています。
- 災害訓練の内容は具体的にどのようなものですか?
(飯塚様)震度6弱の地震が発生したという想定で、外来の方を中心にトリアージなどを実施します。また、当院は病棟が1階と2階にありますが川が近くにあるため、津波が来たときや増水したときを想定して1階の入院患者さんを2階に上げる訓練をしますが、今回の地震ではそれが役立ちました。
今後の訓練では安否確認の訓練についても行う予定にしております。
デザインや操作性は100点満点中120点です!

- 「安否コール」を知ったきっかけを教えてください。
(中島様)令和4年頃から、安否確認システムの導入について議論があり、比較サイトを検索したときに「安否コール」が目に入りました。
検討に時間がかかりましたが、今回の地震をきっかけに「安否コール」の導入を決定いたしました。
- システムを検討された中で、「安否コール」が特に印象的だったところはありますか?
(中島様)「メールアドレスを紐付けさせない」というのが管理側の一番の要望でしたので、その要望にマッチしたことと、「利用者と管理者のどちらも直感的にある程度操作できる」という観点で3~4つの具体的な製品に選択肢を絞り、その中から「安否コール」に決めさせていただきました。
- 「メールアドレス不要」というところが導入のポイントと伺いましたが、その背景について教えてください。
(飯塚様)私が前職で利用していた安否確認システムはメールアドレスが必要で、職員がメールアドレスを変更するたびに修正が必要だったり、キャリアや迷惑メールフィルタによりなかなか届かなかったりという問題がありました。 「安否コール」はメールアドレスを一切使わないと聞き、それは本当にいいなと思いました。
- 導入後に実際に使ってみた感想を伺いたいと思います。「安否コール」の最初の印象で「直感的に操作がしやすい」というご期待をいただいたことが導入につながったと伺いましたが、実際に使われてみて、デザインや操作性に関して感想をお聞かせいただけますか?
(中島様)100点満点でいうと120点です!非常に使いやすく、職員も管理者もマニュアルを見なくても使うことができ、操作性において非常に優れていると思います。
- 弊社の「安否コール」には「家族掲示板」という、ご家族との連絡に活用できる他社にはない機能や、GPSによる位置情報を共有できる機能がございます。こちらはご利用になったことはありますか?
(中島様)まだすべての機能を把握できていないのですが、マップ機能については驚きました。災害が起こったときに、本人がその位置にいるのだと視覚的にわかりやすく表示されるので、良い意味でびっくりしました。
アドテクニカさんは、最初にコンタクトしたときから強い熱意を感じました。

- 今後の目標や弊社に期待していることがあればお聞かせください。
(中島様)今後も災害がないのが一番なのですが、対策本部の立ち上げから「安否コール」を使っての安否確認を、しっかり的確に運用したいというのが当面の目標です。
ここまでのサービスについては十分に満足していますが、例えばアドテクニカさんの企画で全国的に担当者も知らないというレベルの抜き打ち訓練があると、非常に有効だと考えています。
(飯塚様)何時間以内に何%の回答率といった安否確認の目標設定はまだですが、これから決めていけたらと思います。
- 貴重なご意見ありがとうございます。最後に、現在安否確認システムの導入を検討している企業様に向けて、メッセージをお願いします。
(中島様)おそらく、安否確認や災害対策、BCPは、総務部の方が本業の人事や総務の仕事の傍らで、孤独にやっているケースが多いのではないかと思います。アドテクニカさんは、最初にコンタクトしたときから強い熱意を感じまして、丁寧で粘り強くメールや電話で対応していただき、アドテクニカさんを選んでよかったなと本当に思いました。
特に導入や最初の設定などは非常に戸惑うことが多いのですが、担当者として非常に心強かったです。アドテクニカさんのホームページを拝見したときに、取引金融機関として信用金庫の名前がありました。私は地域金融機関に20数年勤めていた経歴があり、それを見て直感的に「少しずつ大きくなって力をつけてきた会社だな」と感じました。同じような会社を今まで見てきましたが、これだけ熱い会社に対しては、私たちもしっかり報いなければならないと感じさせられました。担当者としても安心して導入と運用をいつでも相談できる体制を持っていただいているので、本当に助かります。
(飯塚様)アドテクニカさんについては、中島からいろいろな話を聞いておりました。私自身、前職で「安否コール」とは別の安否確認システムを利用しており、新型コロナウイルスでの出勤確認や大雪のときに、安否確認システムに随分助けられたという経験がありました。今回の能登半島地震が起きたときに、これは電話連絡では大変だと、本当に出勤できるのかどうかという中で、必要性をとても感じました。
実際に使ってみて「安否コール」の便利さや簡単さを実感しましたので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
-本日は貴重なお話を頂き、ありがとうございました。
施設概要
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