【BCP策定時の注意点と日常生活における災害対策とは】BCP NEWS Letter
2020/05/21(2026/02/19).
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BCP策定時に陥りやすい傾向
「事業継続計画(BCP)の策定を開始して半年経つのに全然進んでいない」といった話を伺うことがありますが、そのような方は“万が一の場合に備えるのだから、完璧なものを作らないといけない。”といった意識が強すぎるように思います。
着手から時間が経過すればするほど、“時間がかかっているから、完璧なものを作らないといけない”といった強迫観念にかられがちですので、3~6か月程度の期間を決め、とりあえず策定してしまうという意識を持つことが重要です。 策定後は事業継続管理(BCM)を実施していきますが、対策レベルの話で言えば、
(1)限られた予算の中で費用対効果を意識しながら、優先順位をつけて計画的に実施していく。
(2)運用しながら改善していく。
ことになりますので、始めから完璧なものを作る必要ありません!
また、「策定したけど、その後全く運用されていない」といった話を伺うこともあります。
BCPを定着させるカギは、策定段階において、(1)従業員を巻き込む、(2)万が一の場合に備える計画ではなく、日常から従業員にとって役に立つ計画を策定する、の2点を意識しましょう!
日常生活の中に災害対策を
これまで東海地震については、「地震発生の2,3日前の直前予知が可能であるという前提」でした。
しかし、8/25に開催された中央防災会議において、阪神大震災や東日本大震災などの教訓から、「確度の高い地震予測は困難」との見解が示され、東海地震を念頭に発生前の「予知」に基づく防災対応は「改める必要がある」との指摘がありました。
今後新たな対応が求められてきそうですね。
緊急時の緊急連絡や安否確認については、東日本大震災の経験から、固定電話や携帯電話、災害伝言ダイヤルなどからインターネット回線を使用した方法に切り替わってきましたが、最近では災害時のための対策ではなく、日常の延長線上に災害対策があるといった観点から、中小企業や小規模事業所を中心に、FacbookやLINEなどのSNSが無料で、お手軽なコミュニケーションツールとして利用されてきているようです。
ただし、災害発生時に、「誰が配信するの?」「文字をいちいち入力していられるの?」といった声もあり、その点、安否コールはそれらの機能も充実しているため安心ですね!
筆者紹介

合同会社IST経営コンサルティング
代表社員石井 洋之
近年、地球環境の悪化が一員とされる自然災害の頻発化と激甚化について、中小企業経営はどのように対応すべきかを内容とするBCPについてコンサルティング業務を実践している。
経歴・活動実績
1946年
静岡市生まれ
2003年
株式会社損保ジャパン退職
2004年
IST経営コンサルティング独立開業
2014年
静岡県立大学大学院経営情報イノベーション研究科博士課程修了 (学位取得)
2016年
静岡県立大学経営情報学部客員共同研究員就任
2022年
静岡県農業経営・就農支援センター専属スタッフ就任
専門分野
リスクマネジメント / クライシスマネジメント / レジリエンス / 中小企業経営 / 全般支援 / 農業分野経営支援 / DX/GX
保有資格
中小企業診断士1997年登録、ITコーディネータ2003年登録、情報処理技術者、システムアドミニストレータ―、ISO27001審査員補、静岡県ふじのくに防災士
加盟学会・団体
リスクマネジメント学会、ファミリービジネス学会、人を大切する経営学会、静岡県中小企業診断士協会、NPOIT静岡、BCAO静岡地域勉強会、(一社) レジリエンス協会、JI1YTF芙蓉グループアマチュア無線クラブ

「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
- 事業内容
- デジタルマーケティング支援
デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供 - 認定資格
- ISMS ISO/IEC27001 JISQ27001認定事業者(認定番号IA165279)
プライバシーマーク JISQ15001取得事業者(登録番号10824463(02))
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