2026年最新版|セコム安否確認サービスと安否コール【安否確認システムを比較】意思決定ガイド~到達率・回答率・BCP初動で選ぶ~
2023/05/26(2026/05/08).
結論
セコム安否確認サービスは、24時間365日の有人オペレーションによる初動支援に強みがあります。一方、安否コールはSMSやアプリ通知などのマルチチャネル配信、スマートウォッチ対応によるデバイス冗長化、気象庁データ連携による自動配信、パスワード不要の設計により、到達率と回答率を高めることに強みがあります。
有人対応による支援体制を重視する場合はセコム、到達率・回答率・運用効率・迅速な初動判断を重視する場合は安否コールが適しています。
この記事でわかること
| ・ | セコム安否確認サービスと安否コールの機能・価格の違い |
| ・ | 到達率・回答率・BCP初動の3軸による客観的な比較 |
| ・ | 自社に向いているのはどちらか |
| ・ | 安否確認システム選定で失敗しない判断軸 |
index
セコム安否確認サービスと安否コール|機能比較表
|
判断軸・機能 |
安否コール |
セコム安否確認サービス |
|
有人支援(代行送信) |
— |
◎ オプションあり |
|
自動配信(気象庁連携) |
◎ 標準搭載 |
△ 手動+代行 |
|
到達率設計(マルチチャネル) |
◎ SMS/アプリ/メール |
△ メール中心 |
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回答率設計(パスワードレス) |
◎ ID不要・数秒回答 |
△ ログイン必要 |
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スマートウォッチ対応 |
◎ 対応 |
✕ 非対応 |
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SMS通知 |
◎ 対応 |
✕ 非対応 |
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アプリ通知 |
◎ 対応 |
△ 要確認 |
|
未回答者管理 |
◎ リアルタイム可視化 |
△ 集計あり |
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BCP初動判断支援 |
◎ リアルタイム集計 |
◎ 有人サポート |
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大規模処理能力 |
◎ 毎分100万通 |
◎ 実績あり |
|
運用負荷 |
◎ 低い(自動化) |
△ オペレーター依存 |
|
月額コスト(100名) |
◎ 15,000円〜 |
△ 30,000円〜 |
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初期費用 |
◎ 80,000円 |
△ 200,000円〜 |
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無料トライアル |
◎ 全機能1ヶ月 |
✕ なし |
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特許技術 |
◎ パスワードレス・IoT連携 |
— |
安否コールの実績と技術
安否コールは、東日本大震災でも問題なく稼働した実績を持つ安否確認システムです。また、2025年の大阪・関西万博にも導入され、大規模で多様な人員構成でも運用しやすい設計が評価されています。
パスワードレス認証やIoTデバイス連携に関する特許技術を有しており、災害時に「届く」「答えられる」「判断できる」ための独自設計を強化しています。
※ 特許第6356897号、特許第6603430号
安否確認システムは「3つの判断軸」で選ぶ
安否確認システムの性能を評価するうえで最も重要な指標は「到達率」「回答率」「初動判断」の3つです。この3軸を基準に選ぶことで、有事の際に本当に機能する安否確認が実現します。
01 届くか(到達率)
災害時に通信障害が発生しても、確実に従業員へ通知が届く設計になっているか。
- SMS
- アプリ通知
- メール
- スマートウォッチ
- 自動配信
安否確認の第一関門は「通知が届くか」です。大規模災害時は通信インフラが不安定になるため、メール1本だけでは到達率が著しく低下します。
安否コールは、SMS・アプリ通知・メールのマルチチャネル配信に加え、スマートウォッチへの通知によるデバイス冗長化を実現。気象庁データと連携した自動配信により、担当者が被災していても即座に通知が発信されます。メール配信サーバは1分間に100万通の処理能力を持ち、大規模災害時のアクセス集中にも対応します。
セコム安否確認サービスは、有人オペレーターが状況を判断して配信します。人の判断が介在するため柔軟性がある一方、メール中心の配信設計となっています。
02 答えられるか(回答率)
被災・混乱した状況でも、従業員が迷わず・すぐに回答できる設計になっているか。
- パスワードレス・ログイン不要
- 数秒で完了
- 直感的UI
通知が届いても、回答されなければ安否確認は完結しません。被災・混乱・心理的パニックの状況下でも、従業員が迷わず回答できる設計が回答率を高めます。
安否コールは、IDやパスワードが不要なパスワードレス設計を採用。通知をタップするだけで数秒以内に回答が完了します。この技術は特許(特許第6356897号)として保護されており、回答率を高める設計の核心です。
セコム安否確認サービスはログイン操作が必要なため、被災時の混乱下では回答が遅れるリスクがあります。
03 判断できるか(BCP初動)
回収した情報をもとに、管理者が迅速に状況把握・初動判断できる設計になっているか。
- 未回答管理
- リアルタイム集計
- 対策本部支援
回収した安否情報を「使える状態」にできるかが、BCP初動の成否を分けます。未回答者の可視化、部門別集計のリアルタイム表示、対策本部への情報共有が即座にできる設計が求められます。
安否コールは、回答結果を自動集計してリアルタイムで管理画面に表示。大規模災害時でも集計遅延なく初動判断を支援します。
セコム安否確認サービスは、有人オペレーターによる初動情報発信サポートが強みです。外部に判断を委ねたい企業にとっては心強い体制です。
セコム安否確認サービスとは
「セコム安否確認サービス」は、警備・防犯のセキュリティシステムで知られるセコムトラストシステムズ株式会社が運用する安否確認システムです。2004年のサービス開始から、東日本大震災をはじめとする大規模災害でも稼働実績があります。
セコム安否確認サービスの強み
- 24時間365日常駐する有人オペレーターによる代行送信(オプション)
- 担当者が被災しても初動が遅れないオペレーション体制
- 平常時の緊急連絡網としての活用が可能
- メールアドレスの月次クリーニング機能で管理負荷を軽減
- セコムブランドによる信頼性・安心感
セコム安否確認サービスの注意点
- 初期費用20万円、月額3万円〜と導入コストが高め
- 代行送信機能はオプション(追加費用が発生)
- メール中心の配信設計のため、到達率に課題が生じることがある
- パスワードレス対応なし(回答率設計に課題)
- 無料トライアルなし
セコムに向いている企業
- 有人による代行・支援体制を最優先にしたい
- 初動判断をオペレーターに委ねたい大企業・上場企業
- コストより安心感・ブランドを重視する組織
安否コールとは
「安否コール」は、株式会社アドテクニカが提供するクラウド型安否確認システムです。気象庁データ連携による自動配信、マルチチャネル通知、パスワードレス設計により、到達率と回答率を高めることを最優先に設計されています。
安否コールの料金プラン
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対象規模 |
プラン名 |
月額費用 |
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小規模 |
〜50名プラン |
5,000円〜 |
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中規模 |
100名プラン(スタート/ノーマル/ビジネス) |
15,000円〜 |
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大規模 |
システム連携(プロ/エキスパート) |
30,000円〜 |
全プラン・全機能を無制限で1ヶ月利用できる「無料トライアル」あり。
初期設定費用は80,000円(一度のみ)。月額コスト最小5,000円から運用開始できます。
どちらを選ぶべきか|企業タイプ別ガイド
このような企業はセコム
- 有人による代行・支援体制を重視したい
- 大規模で複雑な運用・多拠点管理が必要
- 初動判断やオペレーションを外部に委ねたい
- セコムブランドの安心感をステークホルダーに示したい
このような企業は安否コール
- 従業員の回答率を高めることを最優先にしたい
- 自動配信で迅速かつ確実に届けたい
- 運用負荷を減らし効率的に管理したい
- コストを抑えながら高機能なシステムを導入したい
- スマートウォッチなど最新デバイスにも対応したい
よくある質問
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Qセコム安否確認サービスと安否コールの一番の違いは何ですか?A最大の違いは「有人支援か自動化か」という設計思想です。セコムは24時間365日常駐するオペレーターが初動を人力でサポートします。安否コールは気象庁データ連携の完全自動配信と、パスワードレス設計による高い回答率を特長とします。
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Q「回答率」とは何ですか?なぜ重要なのですか?A回答率とは、安否確認の通知を受け取った従業員のうち、実際に回答した人の割合です。安否情報が集まらなければBCPの初動判断ができません。回答率が低い原因の多くはUIの煩雑さ(ログイン・パスワード入力など)にあるため、回答率を高める設計が重要です。
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Q「到達率」とは何ですか?A到達率とは、発信した通知が従業員の端末に実際に届いた割合です。大規模災害時はメールサーバへのアクセス集中や通信障害により、メール単体での到達率は著しく低下します。SMS・アプリ通知・スマートウォッチなどマルチチャネルでの配信設計が到達率を高めます。
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Q到達率と回答率、どちらを優先すべきですか?A両方が重要です。到達率が低ければ通知が届かず、回答率が低ければ安否情報が集まりません。BCPの初動対応では「届く×答えられる×判断できる」の3軸すべてが揃って初めて機能します。
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Q中小企業にはどちらが向いていますか?A通知が届いても、従業員が回答できなければ安否状況は把握できません。パスワード忘れやログインの手間を減らし、従業員が迷わず回答できる設計が重要です。
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Q大企業・上場企業にはどちらが向いていますか?A要件によって異なります。有人オペレーターによる支援体制やブランド信頼性を重視するならセコム。毎分100万通の処理能力、スマートウォッチ対応、パスワードレスによる高い回答率を重視するなら安否コールが適しています。
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Q安否確認システムの導入で失敗する典型的な理由は何ですか?A最も多い失敗は「訓練で使わない」「回答率が低いまま放置する」「担当者しか操作できない」の3つです。UIが複雑でパスワードが必要なシステムは訓練離れを招き、実際の災害時に回答が集まらないリスクがあります。
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Q無料トライアルで確認すべきことは何ですか?A①パスワードなしで回答できるか(回答率設計)、②SMSとアプリ通知の両方で届くか(到達率設計)、③管理画面で未回答者をリアルタイムに把握できるか(初動判断)、④実際の従業員に試してもらったときの回答完了率、この4点を確認することをお勧めします。
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Q大企業でも安否コールは導入できますか?Aはい。安否コールは中小企業だけでなく、1,000名〜数万名規模の大企業にも対応可能です。
大企業だからこそ、災害時の従業員の無駄な時間や初動判断の遅れを最小化することが重要です。安否コールは、組織階層ごとの配信、多拠点管理、位置情報連携など、大規模運用を想定した機能にも対応しています。 -
Q大企業は最初から全社導入した方が良いですか?A大規模企業の場合は、まず「ミニマムEdition」でのテストフライト導入をおすすめしています。
安否確認システムは災害時に全従業員が利用する重要インフラです。だからこそ、「いきなり全社切り替え」ではなく、「小さく始めて確実に最適化する」という考え方が重要になります。
まずは一部部署や拠点でPoC(実証運用)を行い、運用性や回答率、管理工数などを確認してから全社展開する企業が増えています。 -
Qセコム安否確認サービスから切り替える場合、並行運用はできますか?Aはい。現在利用中のセコム安否確認サービスと並行して運用しながら、安否コールをテスト導入することが可能です。
通知速度、回答率、従業員の使いやすさ、管理部門の負荷軽減などを実際に比較検証することができます。大規模企業の切り替え時の失敗のリスクかつコストを最小限に抑えながら、安心して段階的に移行を進められる方法として「ミニマムEdition」からの導入が評価され選ばれています。
注記
※ 特許第6356897号(パスワードレス認証)
※ 特許第6603430号(IoTデバイス連携)
※ 比較表の内容は公開情報をもとに作成しています。詳細は各社公式サイトでご確認ください。

「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
- 事業内容
- デジタルマーケティング支援
デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供 - 認定資格
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