安否確認システム「安否コール」、コミュニケーションツールに関する意識調査を実施
2025/12/09.
― SMS(ショートメッセージサービス)に前向きな声が多数。通知に最も気づかないTOPは「メール」、わずか9% ―
株式会社アドテクニカ(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:下村 聡、以下「アドテクニカ」)は、大規模災害時の従業員・職員の安否確認に利用されるコミュニケーションツールについて、その利用実態や操作性、通知への気づきやすさを把握するための意識調査を実施しました。
本調査は、企業が安否確認の手段としてどのコミュニケーションツールが使いやすいと感じ、どの要素を重視しているかを明らかにし、より安全で確実なサービス設計につなげることを目的としています。安否確認サービスの導入やリプレイス検討にお役立てください。
|
・通知に最も気づきにくいコミュニケーションツールのダントツTOPは「メール」、わずか9% |
index
調査概要と回答者属性について
調査背景(企業連絡手段の多様化、SMS(ショートメッセージサービス)需要の高まりなど)
近年、企業と従業員・利用者との間で用いられるコミュニケーション手段は多様化しており、メールやチャットアプリなどさまざまなツールが利用されています。一方で、災害時の安否確認や重要連絡の伝達においては、通知への気づきやすさ、操作の簡便さ、セキュリティなどがより強く求められています。
その中でもSMS(ショートメッセージサービス)は、アプリのインストールを必要とせず直感的に利用できる点から、多くのユーザが扱いやすい手段として注目されています。こうした背景のもと、実際に利用者がどのようなコミュニケーションツールを使用し、どのように感じているのかを把握する必要性が高まっています。
調査目的
本調査は、SMS(ショートメッセージサービス)を含む各種コミュニケーションツールの利用状況や認識、操作性への印象、通知の気づきやすさ、セキュリティに対する意識などを、幅広い利用者から把握することを目的としています。
特に、企業の安否確認の分野において、ユーザが実際にどの手段を使いやすいと感じているのか、どの要素を重視しているのかを明らかにすることで、より安全・確実で使いやすいサービスの開発につなげることを意図しています。
調査の趣旨
本調査は、利用者の視点から日常的に使われるコミュニケーション手段の実態を収集し、今後のサービス改善や機能開発に活かすために行うものです。
ユーザが求める「気づきやすさ」「操作の簡単さ」「セキュリティへの安心感」といったニーズを把握し、企業からの重要連絡が確実に届く仕組みづくりを支援するための基礎資料とすることを趣旨としています。また、SMS(ショートメッセージサービス)を含む各手段の長所・短所や利用上の課題を明確にすることで、より信頼性の高いコミュニケーション環境の構築を目指します。
今回の意識調査の概要について


今回の調査では、20代から70代以上のすべての年齢層の、主に「製造業」「IT・通信」「医療・福祉」の中堅~ベテラン層の方からご意見をいただきました。
調査対象(年代・業種など):コミュニケーションツールに関する意識調査
調査エリア:日本国内
調査方法:インターネットリサーチ (自社調査)
対象:主に「製造業」「IT・通信」「医療・福祉」の中堅ベテラン層(アドテクニカと名刺交換やお取引のある企業様、お問い合わせ企業様)
サンプル回収数:有効回答数154名(全年齢層の男女)
調査期間:2025年11月19日~2025年12月3日
通知に最も気づきにくいコミュニケーションツールのダントツTOPは「メール」、わずか9%
利用経験のあるツール(SMS(ショートメッセージサービス)・メール・チャット等)

多くの方がコミュニケーションにメールやチャットをよく利用していると回答しています。
利用での主要ツール(個人/業務)


業務と個人の使い分けでは、個人利用ではチャットが圧倒的に多く、会社ではメールも根強く使われています。
「通知に気づきやすいツール」の比較

1位はチャットアプリ、2位はSMS(ショートメッセージサービス)という結果になりました。
今回の調査結果では、通知に最も気づきにくいコミュニケーションツールは圧倒的にトップがメールとなっており、「通知に気づきやすい」と回答した利用者は全体のわずか9%にとどまりました。多くの回答者からメールは普段から確認頻度が低く、重要な通知でも見逃しやすいとの意見が寄せられています。一方で、SMS(ショートメッセージサービス)やチャットアプリは画面上での表示や通知の強さから、反応性が高い手段として評価されています。
操作性(使いやすさ)の評価

操作が簡単と感じるツールは「チャット」が多数で、気軽さと扱いやすさが支持されている様子がうかがえます。
重視するポイント(セキュリティ、操作性、通知の速さなど)

連絡アプリでは「操作がわかりやすいこと」を一番重視する人が多いようです。次いでセキュリティや通知の速さも気になるポイント。安心で、すぐ使えるツールが喜ばれている様子が伝わります。
9割以上がアプリのインストールやパスワードの初期登録が面倒と感じている
アプリのインストールや初期設定に対する負担感

アプリのインストールや初期登録について、「面倒と感じる」利用者が9割以上にのぼりました。
アプリのインストールや初期登録について、「面倒と感じる」利用者が9割以上にのぼりました。安否確認では“すぐ使えること”が重要であり、アプリプッシュ通知に依存しないSMS(ショートメッセージサービス)への期待が高まっていることが分かります。
またアプリのインストールや初期登録に関しては、回答者の9割以上が負担を感じると答えました。特に、アプリのダウンロード・初期設定・パスワード登録・個人情報の入力といった手順は、ITに不慣れな利用者にとって心理的障壁となり、災害時の初動対応の遅れやユーザの登録率低下につながる可能性が示されています。
企業からのSMS(ショートメッセージサービス)連絡に対する受容度


企業からの連絡にショートメッセージを「便利」と感じる人が大半でした。また、個人情報保護への意識も非常に高く、多くの方が安心できる仕組みを求めている様子が感じられます。
3割近くが知人を含めたSNSのアカウント乗っ取り被害を経験している
セキュリティリスクの経験と被害内容/対応の負担感


SNSの乗っ取り被害は少数ながらも発生しており、特に「なりすまし」が多い結果でした。

被害にあったときの対応は「大変だった」と感じた人が半数近くおり、安心して利用できるサポート体制の大切さが感じられます。
パスワード設定・認証に関する対策の実施状況


パスワード対策では「2段階認証」を取り入れている人が最も多く、意識の高さが感じられます。
ただ、一方で対策をしていても「万全とは思わない」という声が多く、より安心できる仕組みが求められているようです。
6割以上が、「安否コール」がSMSに対応したら「体験したい!」と回答
新機能(SMS(ショートメッセージサービス)通知対応)への期待度

加えて、安否確認システム「安否コール」がSMS(ショートメッセージサービス)に対応した場合に利用してみたいと回答した利用者は6割を超えました。アプリを必要とせず、電話番号だけで受信できる点や、通知に気づきやすいという特性が高く評価されています。自由回答では、「アプリを使わない社員が多い」「確実に気づける手段が欲しい」「ダウンロード・インストール不要の方法が最適」といった声が見られ、SMS(ショートメッセージサービス)の必要性が利用者の実感として浮き彫りになりました。
今回の調査が示すSMS(ショートメッセージサービス)の重要性
今回の結果は、メールやアプリのプッシュ通知のみでは安否確認手段として機能しにくい実態と、アプリが利用されにくい現状を明確に示すものでした。安否確認は、BCP(事業継続計画)の初動として迅速な反応が求められる業務であり、通知に気づけるかどうかが最も重要な要素となります。SMS(ショートメッセージサービス)は面倒なアプリのインストールや初期設定を必要とせず、電話番号だけで確実に通知が届きやすいという特性がありユーザの期待と強く一致しています。
これらの調査結果は、安否確認の確実性を高める手段として、SMS(ショートメッセージサービス)の導入がきわめて有効であることを裏付けています。
今後の予定
アドテクニカでは、本調査結果を踏まえ、さらなる多重チャネル化を推進しより気づきやすく利用しやすい【UXデザインNo.1】の安否確認サービスの実現を目指します。近々安否確認システム「安否コール」の新機能としてSMS(ショートメッセージサービス)通知に対応する拡張機能|SMS Alert(エスエムエスアラート)のリリースを予定しています。すでにご利用いただいているお客さまから順次ご案内をさせて頂きますので、導入の検討やご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはこちら
https://www.anpi-system.net/contact/
※「安否コール」をご利用のお客さまからのお問い合わせに限定しておりますのでご了承ください。
安否確認システム「安否コール」について
2007年に防災先進県静岡で、140社以上のグループを持つ大手国際物流企業で開発された安否確認システムです。2011年3月11日の東日本大震災をはじめ令和6年能登半島地震でも問題なく稼働した、UXデザインNo.1を目指す次世代型BCPプラットフォームです。はじめての方でもわかりやすい画面デザインと使いやすい顧客体験を追求し、情報セキュリティやプライバシー保護体制を徹底して運用しています。お客さまの声を反映し、きめ細やかなバージョンアップで上場企業や大手企業、病院など数多くのユーザに高い満足度で指示されています。また、地震や台風などの緊急時だけではなく、日常的なコミュニケーションツールとしても多くの企業・団体で活用されています。
安否確認システム「安否コール」【公式】サイト
https://www.anpi-system.net/
安否確認システム「安否コール」は、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」のサプライヤーです。
https://www.adtechnica.co.jp/news/news.php?id=612
株式会社アドテクニカについて
株式会社アドテクニカは、"人と人とのコミュニケーションをデザインする"スローガンを掲げ、防災先進県静岡で1982年に設立。「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして、法人向けのデジタルコミュニケーションおよびデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行っています。上場企業など2,000社以上の法人にクラウドサービスをSaaS製品で提供し、地方創生DXの推進を支援するソリューションを強みとしています。アドテクニカは、今後も地域社会の安全を守るための技術開発に取り組み、安心・安全で豊かな持続可能都市の創造に貢献してまいります。
【会社概要】
URL: https://www.adtechnica.co.jp/
設立:1982年4月
所在地:422-8041 静岡県静岡市駿河区中田2丁目4-40
資本金:1,000万円(2022年3月1日時点)
代表取締役社長:下村 聡
事業内容:クラウドサービスの企画・開発・販売
≪ISMS ISO/IEC 27001 JIS Q 27001≫認定事業者(認定番号IA165279)
≪プライバシーマーク JIS Q 15001≫取得事業者(登録番号10824463)
≪ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定制度≫ 認定事業者(認定番号0239-2004)
BCPプラットフォーム『安否確認システム|安否コール』
CMSプラットフォーム『FREECODE|フリーコード』
次世代型ECプラットフォーム『XrossCommerceGates|クロスコマースゲイト』
営業支援MAPツール『eマップロケーション』

「世界中のコミュニケーションをクラウドで最適に」することをミッションとして掲げ、2000社以上の法人向けのデジタルコミュニケーションとデジタルマーケティング領域のクラウドサービスの開発提供を行う防災先進県静岡の企業。1977年創業後、インターネット黎明期の1998年にドメイン取得し中堅大手企業向けにインターネットビジネスを拡大。”人と人とのコミュニケーションをデザインする”ためのテクノロジーを通じて、安心安全で快適な『心地良い』ソリューションを提供している。
- 事業内容
- デジタルマーケティング支援
デジタルコミュニケーションプラットフォーム開発提供 - 認定資格
- ISMS ISO/IEC27001 JISQ27001認定事業者(認定番号IA165279)
プライバシーマーク JISQ15001取得事業者(登録番号10824463(02))
ASP・SaaSの安全・信頼性に係る情報開示認定事業者(認定番号0239-2004)
この記事と関連する記事
-

アドテクニカ、米国特許を取得 ~ 次世代型BCPプラットフォームのグローバル展開を加速 ~
BCPIoT事業継続計画安否コール安否確認安否確認システム米国特許 -

安否確認システム「安否コール」がITreview Best Software in Japan 2025のTOP 100に選出!
BCPBest Software in Japan 2025ITreview事業継続計画安否コール安否確認安否確認システム -

安否確認システム「安否コール」が登録されている【JISP】が、内閣サイバーセキュリティセンターから改組
BCP支援JISP事業継続計画大阪・関西万博安否コール安否確認安否確認システム株式会社アドテクニカ








